建物調査をもとに計画書をつくり、
8つの軸で確かめます。
東京・神奈川のマンション専門/計画書と見積を第三者の目で読み解きます。工事は受注しません。
国の手引きは一般論。計画書の前提を確かめます
長期修繕計画は、国の手引きにある共通のひな形をもとに作られるのが一般的です。まず、計画書がどんな前提で作られているかを確かめます。
- 期間は30年・金額は概算・計画は決定ではない
- 見積の形がそろっていないと、比べられません
計画書と見積を、8つの軸で確かめます
範囲・数量・仕様・単価・時期・資金・手続き・改良。図面と現場に照らして確かめ、理事会で伝えられる形の見直し案にします。
- どの軸も「正解を出す」ためではなく、問うべき点を見つけるために使います
- 書類をお預かり → 現場と突き合わせ → 8軸で検証 → 比較表
建物調査をもとに、長期修繕計画をつくります
計画書がない、古すぎる、見直しでは追いつかない。そんなときは、建物調査と建物カルテをもとに、計画書をつくります。
- 国の長期修繕計画標準様式と同じ形でおつくりします
- 次回も同じ工法が使えるかなど、先のことまで見込みます
同じ条件で見積を比べられるよう、施工会社をご紹介します
外壁・屋上防水・給排水管などの施工会社を、同じ条件で見積を比べられるようご紹介します。
- 契約は管理組合と施工会社の直接です
- 紹介料はいただきません。当社は工事を受注しません
計画書の、勘違いしやすい3つの前提
国の手引きは一般論です。お手元の長期修繕計画書が、どんな前提で作られているかを知っておくと、理事会での話し合いがかみ合います。
期間は30年
その先の工事や、暮らしをよくする工事(設備の向上など)は入っていません。
金額は概算
今の価格・税率のままです。物価や人件費の値上がりは、原則として入っていません。
計画は決定ではない
値上げも見直しも、その都度の総会で合意が要ります。計画書があるだけでは決まりません。
なぜ、第三者が確かめるのか
見積が適正かどうかは、専門家でないと判断が難しいものです。金額の大きさに比べて、判断の手がかりが少ないのが実情です。
見積の形がそろっていない
同じ工事でも、会社ごとに項目の立て方も数量の数え方も違います。形がそろっていない見積を3社並べても、安い・高いは分かりません。
「一式」が多いと中身が見えない
一式でまとめられた項目は、何をいくつやるのかが書かれていません。工事が始まってから追加が出る原因にもなります。
前提が今の建物と合っているか
計画書は、作ったときの前提のまま置かれていることがあります。調査で分かった傷み具合と突き合わせないと、時期も金額もずれたままです。
出典:公正取引委員会 令和8年9月28日 報道発表
計画書・見積を確かめる8つの軸
当社が積み重ねてきた確かめ方の手順です。どの軸も「正解を出す」ためではなく、管理組合が問うべき点を見つけるために使います。
範囲どこまでを工事に含めているか
外壁・屋上・バルコニー・鉄部・共用廊下。どこが入っていて、どこが外れているか。外れている部分は、いつ誰がやるのかを確かめます。
数量図面と現場の数字が合っているか
面積・延長・箇所数を、図面と調査結果の両方から確かめます。数量が多すぎても少なすぎても、工事中に話が変わります。
仕様材料と工法が建物に合っているか
竣工時の仕上げと、提案されている材料・工法の相性を見ます。次回も同じ工法が使えるかどうかまで含めて確かめます。
単価根拠のある金額になっているか
公表されている標準の積算資料や、過去の実績と照らします。他社を下げるためではなく、幅のどこにいるかを示すために使います。
時期いま急ぐものと、待てるもの
使われている材料と傷み具合から、今回やるべき工事と、次回に回せる工事を分けます。足場を組むうちにまとめたほうが得なものも整理します。
資金積立金がいくら足りないか
不足額を、根拠のある数字でお示しします。工事の順番を組み替える・時期をずらす・補助金を使う・借り入れを検討する。それぞれの損得を並べます。
手続き決め方と記録が残っているか
計画の期間と見直しの時期、総会での決め方、見積の集め方、業者の選び方。あとから「なぜそう決めたのか」をたどれる形になっているかを確かめます。
改良良くする工事を考えているか
省エネ・バリアフリー・防犯・耐震など、建物の性能を上げる工事を検討しているかを確かめます。必ず入れる工事ではありません。費用と効果を並べ、入れるかどうかは管理組合の皆さまが選びます。
※ 最終的なご判断は、管理組合の皆さまが行います。
検証のすすめ方
- 1
書類をお預かりする
- 長期修繕計画書、見積書、設計図書、点検報告書。お手元にあるものだけで結構です
- 2
現場と突き合わせる
- 書類だけでは判断しません。現場を見て、図面との違いを確かめます(見る・聞く・やってみる)
- 3
8つの軸で確かめる
- 範囲・数量・仕様・単価・時期・資金・手続き・改良。検証レポートにまとめます
- 4
共通の条件と比較表をつくる
- 同じ条件で見積を集められる書式をつくり、項目ごとの単価・数量で比べられる表にします
- 5
理事会・総会でのご説明
- 居住者の皆さまが判断できるよう、資料をつくり、ご希望があれば説明の場に同席します
建物調査をもとに、長期修繕計画をつくる
計画書がない、ずいぶん前に作ったまま、見直しでは追いつかない。そんなときは、建物調査と建物カルテをもとに、長期修繕計画をつくります。今は問題が起きていない所も、先に起こりうることまで見込んで書きます。
- 1
図面・書類を確認する
- 竣工図・仕様書・仕上表、これまでの修繕の記録、法定点検の報告書を読みます
- 2
建物を調べる
- 共用部分の全体を、まだ傷みが表に出ていない所も含めて調べます
- 3
建物カルテにまとめる
- 図面・調査の結果・修繕の履歴を「建物カルテ」にまとめます
- 4
計画書(案)をつくる
- 国の長期修繕計画標準様式と同じ形で、工事の項目・時期・おおよその費用を並べます
- 30年より先の工事や、次回も同じ工法が使えるかも書き添えます
- 5
理事会・総会でのご説明
- 案を理事会でご確認いただき、総会でのご説明に使える資料に整えます
お渡しするもの
長期修繕計画書(案)
国の長期修繕計画標準様式と同じ形。工事の項目・時期・おおよその費用を並べます。
修繕積立金の試算
今の積立金で足りるかどうかを、根拠のある数字でお示しします。
検証レポート(8軸)
今の計画書や見積を8つの軸で確かめた結果と、管理会社や施工会社に聞くべき点。
共通の見積条件・比較表
同じ条件で見積を集める書式と、項目ごとの単価・数量で比べられる表。
※ 費用は1件ごとの定額です。建物の規模と書類の量で変わります。工事金額に連動する報酬はいただきません。【★金額は定例で確定】
施工会社のご紹介
外壁・屋上防水・給排水管などの施工会社を、同じ条件で見積を比べられるようご紹介します。
同じ条件で比べる
8つの軸で整えた共通の条件で見積をお願いするので、項目ごとに比べられます。
契約は直接
契約は管理組合と施工会社の直接です。当社が間に入って代金を受け取ることはありません。
紹介料なし
工事金額から紹介料・歩合はいただきません。当社は工事を受注しません。
よくあるご質問
今の計画書があっても、作り直したほうがよいですか?
管理会社や設計事務所と、けんかになりませんか?
確かめた工事を、御社が受注することはありますか?
見積を1社からしかもらっていません。手遅れですか?
費用はいくらですか?
法律のことまで判断してもらえますか?
お手元の計画書と見積を、そのままお持ちください
お住まいのマンションで開く相談会、オンライン、お電話。ご都合のよい方法でお声がけください。ご相談・現地確認は無料です。
返信は通常2営業日以内。携帯 090-8628-3338(担当:久保田)
出典・参考資料
- 国土交通省「長期修繕計画標準様式・長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」(令和6年6月改定)
- 公正取引委員会 令和8年9月28日 報道発表