長期修繕計画の、作成と検証。

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建物調査をもとに計画書をつくり、
8つの軸で確かめます。

東京・神奈川のマンション専門/計画書と見積を第三者の目で読み解きます。工事は受注しません。

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国の手引きは一般論。計画書の前提を確かめます

長期修繕計画は、国の手引きにある共通のひな形をもとに作られるのが一般的です。まず、計画書がどんな前提で作られているかを確かめます。

  • 期間は30年・金額は概算・計画は決定ではない
  • 見積の形がそろっていないと、比べられません
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01

計画書の、勘違いしやすい3つの前提

国の手引きは一般論です。お手元の長期修繕計画書が、どんな前提で作られているかを知っておくと、理事会での話し合いがかみ合います。

期間は30年

その先の工事や、暮らしをよくする工事(設備の向上など)は入っていません。

金額は概算

今の価格・税率のままです。物価や人件費の値上がりは、原則として入っていません。

計画は決定ではない

値上げも見直しも、その都度の総会で合意が要ります。計画書があるだけでは決まりません。

02

なぜ、第三者が確かめるのか

見積が適正かどうかは、専門家でないと判断が難しいものです。金額の大きさに比べて、判断の手がかりが少ないのが実情です。

見積の形がそろっていない

同じ工事でも、会社ごとに項目の立て方も数量の数え方も違います。形がそろっていない見積を3社並べても、安い・高いは分かりません。

「一式」が多いと中身が見えない

一式でまとめられた項目は、何をいくつやるのかが書かれていません。工事が始まってから追加が出る原因にもなります。

前提が今の建物と合っているか

計画書は、作ったときの前提のまま置かれていることがあります。調査で分かった傷み具合と突き合わせないと、時期も金額もずれたままです。

2026年9月28日、公正取引委員会は、関東地区のマンション管理組合が設計コンサル業者に委託して発注する大規模修繕工事をめぐり、施工業者らに対して排除措置命令・課徴金納付命令を出したと公表しています。

出典:公正取引委員会 令和8年9月28日 報道発表

03

計画書・見積を確かめる8つの軸

当社が積み重ねてきた確かめ方の手順です。どの軸も「正解を出す」ためではなく、管理組合が問うべき点を見つけるために使います。

①

範囲どこまでを工事に含めているか

外壁・屋上・バルコニー・鉄部・共用廊下。どこが入っていて、どこが外れているか。外れている部分は、いつ誰がやるのかを確かめます。

②

数量図面と現場の数字が合っているか

面積・延長・箇所数を、図面と調査結果の両方から確かめます。数量が多すぎても少なすぎても、工事中に話が変わります。

③

仕様材料と工法が建物に合っているか

竣工時の仕上げと、提案されている材料・工法の相性を見ます。次回も同じ工法が使えるかどうかまで含めて確かめます。

④

単価根拠のある金額になっているか

公表されている標準の積算資料や、過去の実績と照らします。他社を下げるためではなく、幅のどこにいるかを示すために使います。

⑤

時期いま急ぐものと、待てるもの

使われている材料と傷み具合から、今回やるべき工事と、次回に回せる工事を分けます。足場を組むうちにまとめたほうが得なものも整理します。

⑥

資金積立金がいくら足りないか

不足額を、根拠のある数字でお示しします。工事の順番を組み替える・時期をずらす・補助金を使う・借り入れを検討する。それぞれの損得を並べます。

⑦

手続き決め方と記録が残っているか

計画の期間と見直しの時期、総会での決め方、見積の集め方、業者の選び方。あとから「なぜそう決めたのか」をたどれる形になっているかを確かめます。

⑧

改良良くする工事を考えているか

省エネ・バリアフリー・防犯・耐震など、建物の性能を上げる工事を検討しているかを確かめます。必ず入れる工事ではありません。費用と効果を並べ、入れるかどうかは管理組合の皆さまが選びます。

※ 最終的なご判断は、管理組合の皆さまが行います。

04

検証のすすめ方

  1. 1

    書類をお預かりする

    • 長期修繕計画書、見積書、設計図書、点検報告書。お手元にあるものだけで結構です
  2. 2

    現場と突き合わせる

    • 書類だけでは判断しません。現場を見て、図面との違いを確かめます(見る・聞く・やってみる)
  3. 3

    8つの軸で確かめる

    • 範囲・数量・仕様・単価・時期・資金・手続き・改良。検証レポートにまとめます
  4. 4

    共通の条件と比較表をつくる

    • 同じ条件で見積を集められる書式をつくり、項目ごとの単価・数量で比べられる表にします
  5. 5

    理事会・総会でのご説明

    • 居住者の皆さまが判断できるよう、資料をつくり、ご希望があれば説明の場に同席します
05

建物調査をもとに、長期修繕計画をつくる

計画書がない、ずいぶん前に作ったまま、見直しでは追いつかない。そんなときは、建物調査と建物カルテをもとに、長期修繕計画をつくります。今は問題が起きていない所も、先に起こりうることまで見込んで書きます。

  1. 1

    図面・書類を確認する

    • 竣工図・仕様書・仕上表、これまでの修繕の記録、法定点検の報告書を読みます
  2. 2

    建物を調べる

    • 共用部分の全体を、まだ傷みが表に出ていない所も含めて調べます
  3. 3

    建物カルテにまとめる

    • 図面・調査の結果・修繕の履歴を「建物カルテ」にまとめます
  4. 4

    計画書(案)をつくる

    • 国の長期修繕計画標準様式と同じ形で、工事の項目・時期・おおよその費用を並べます
    • 30年より先の工事や、次回も同じ工法が使えるかも書き添えます
  5. 5

    理事会・総会でのご説明

    • 案を理事会でご確認いただき、総会でのご説明に使える資料に整えます
06

お渡しするもの

長期修繕計画書(案)

国の長期修繕計画標準様式と同じ形。工事の項目・時期・おおよその費用を並べます。

修繕積立金の試算

今の積立金で足りるかどうかを、根拠のある数字でお示しします。

検証レポート(8軸)

今の計画書や見積を8つの軸で確かめた結果と、管理会社や施工会社に聞くべき点。

共通の見積条件・比較表

同じ条件で見積を集める書式と、項目ごとの単価・数量で比べられる表。

※ 費用は1件ごとの定額です。建物の規模と書類の量で変わります。工事金額に連動する報酬はいただきません。【★金額は定例で確定】

07

施工会社のご紹介

外壁・屋上防水・給排水管などの施工会社を、同じ条件で見積を比べられるようご紹介します。

同じ条件で比べる

8つの軸で整えた共通の条件で見積をお願いするので、項目ごとに比べられます。

契約は直接

契約は管理組合と施工会社の直接です。当社が間に入って代金を受け取ることはありません。

紹介料なし

工事金額から紹介料・歩合はいただきません。当社は工事を受注しません。

08

よくあるご質問

今の計画書があっても、作り直したほうがよいですか?
まず今の計画書を8つの軸で確かめ、見直しで足りるか、作り直したほうがよいかを、ご相談のうえで決めます。作り直しを前提には進めません。
管理会社や設計事務所と、けんかになりませんか?
どこかを批判するために確かめるのではありません。「この項目は何をいくつやるのか」を、管理組合が聞けるようにするのが目的です。質問が具体的になるほど、相手も答えやすくなります。
確かめた工事を、御社が受注することはありますか?
ありません。施工は専門工事会社が行い、当社は調査・診断と計画づくりを担当します。工事金額から紹介料・歩合もいただきません。
見積を1社からしかもらっていません。手遅れですか?
手遅れではありません。その1社の見積を読み解いて共通の条件に直せば、同じ土俵で他社にも声をかけられます。総会の前であれば、間に合うことがほとんどです。
費用はいくらですか?
1件ごとの定額です。建物の規模と書類の量で変わりますので、ご相談のうえでお見積もりをお出しします。工事金額に連動する報酬はいただきません。【★金額は定例で確定】
法律のことまで判断してもらえますか?
法律上の判断は行いません。規約や契約の解釈が論点になる場合は、提携する弁護士・司法書士におつなぎします。

お手元の計画書と見積を、そのままお持ちください

お住まいのマンションで開く相談会、オンライン、お電話。ご都合のよい方法でお声がけください。ご相談・現地確認は無料です。

返信は通常2営業日以内。携帯 090-8628-3338(担当:久保田)

出典・参考資料

  1. 国土交通省「長期修繕計画標準様式・長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」(令和6年6月改定)
  2. 公正取引委員会 令和8年9月28日 報道発表
【確認中 2026/10/15】料金は定例で確定します(8つの軸は2026/10/16に決定)。公開前にこの帯を外します。